テクスチャー警察〜ポーラリンクルショットメディカルセラムN〜
とうとうこのお方について書くときがやってきました。ご紹介いたします。
「ポーラリンクルショットメディカルセラムN」先生です!ようこそ我が家へ!
麗しいお姿。オレンジとネイビーのツートーンの外箱。見えていない側面部分がネイビーでディック・ブルーナ作品っぽい。いい……
活力漲るオレンジのパッケージ。重厚感ある仰々しいキャップ。いいわ………!
チューブの先端は斜めになっていて二つの突起があり、シワに直接当てながら塗ることができるようになっている。
首に直塗りしてみたが、広範囲にビーーーーーーっとチューブを動かしながら適量のクリームを出し続けるのは難しかった。ほうれい線や目元などの見やすくて狭い範囲なら良さそう。
固さのあるクリーム状のテクスチャー。商品説明には「美容液」と記載されているが水っぽさは全くない。
使用目安は一部位につきお米ふた粒とのこと。お上品で分かりやすい表記ですね。
無香料。強いて言うならミルクの奥にほんのり薬品っぽい香り。効きそうでいいです。効きそうっていうバイアスがかかりすぎた感想。
載せ慣れてしまって感情は無に近くなってきたものの首の写真は本当に気持ちが悪い。ご容赦願いたい。
人差し指に出してから写真のように一番太い真ん中のシワに点置き、残りは適当に点置き、という感じでやっている。
馴染ませるときには「内から外へ」、「下から上へ」、シワをストレッチするように伸ばすそう。
今この記事を書く上でもう一度使用説明を読んでいて気がついたのですが、今日までずっと上から下へ伸ばしていた…。下から上に動かす方がよくやってしまいがちな手の動きと逆なぶん、深層まで成分を届けられる気がする。「気がする」というのは超重要なので今夜からは早速「下から上」塗布でトライしたい。
ガッツリ乾燥しそうな感じはないが、ちょっと物足りない気がしたので50の恵のジェルを上から塗ってます。本家も推奨しているけど何かで蓋をする方がいいと思う。
「テクスチャー警察」と題したこのエントリーでは使用感を超私的に書くというのが本来やりたいことだったのですが、独自成分の開発のみならず、シワ改善研究へのポーラの思いが並々ならぬもので大変頼もしかったため紹介したくなりました。
こちらはポーラリンクルショットメディカルセラムNに同梱されている使用説明書。
カッコいいカタカナがたくさん並ぶ。いつでも眺められるようにスキンケアする机の上にセットしています。別名「出しっぱなし」。ほお〜ここに効いてんのね〜と思いながら本品を塗り込んでいる。
まず、「シワ」とはなんぞやに対するポーラ先生のアンサー。
シワは、紫外線や表情圧などの小さな炎症を繰り返して起きていました。それが、なぜシワにつながるのか?重要なことは未解明のままでした。そのメカニズムを、ポーラは世界で初めて発見しました。「好中球」と呼ばれる白血球の一種が紫外線などの小さな炎症をキズと勘違いする。そして、「好中球エラスターゼ」を過剰放出して、コラーゲンなどの真皮成分を分解していました。(ポーラ公式サイトより)
あくまで原因の一つということでこれが全てではないとはいえ、皮膚の下で何が起こっているのかが分かったのはすごい…。白血球の一種が関わっていたとは。
皮膚はご存知の通り上から表皮、真皮、皮下組織の3層によって構成されている。見た目の老化に一番関係があると言われる真皮を構成するコラーゲン繊維群を分解してしまうこの好中球エラスターゼをどうにかしようと開発されたのが、かの有名なポーラ独自の医学部外品有効成分である「ニールワン」なのだ。
サイエンス | リンクルショット | 商品ブランド | ポーラ公式 エイジングケアと美白・化粧品
そして2021年1月のリニューアルから独自の保湿成分を新たに配合したのが「ポーラリンクルショットメディカルセラムN」。
この独自の保湿成分と一言にまとめられている箇所に関して、今回ポーラ先生は研究をグンと進められたようなのです。
シワの溝奥部分にはコンドロイチン硫酸と呼ばれる成分が不足していること、
そしてそのコンドロイチン硫酸がシワ改善有効成分「ニールワン」の働きを高める効果があること
の2点を発見しておられました。
2020年10月付けニュースリリースより
http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20201008.pdf
https://www.po-holdings.co.jp/news/pdf/20201009_pola.pdf
保湿成分の上から2つ目にある「エイドリキッド」がこのコンドロイチン硫酸を増やす働きにあたる項目で、全成分表記の中のローヤルゼリーエキスやタイムエキス-1がどうやらそれにあたるよう。
他にも、水に馴染みやすい「ニールワン」を安定して水や水溶性成分に配合するためにはどうしたらいいのか……という研究員の方々の悩みをクリアにするためのヒントがチョコミントアイスにあったことなどが書かれた開発の裏話も面白いです。研究職の方って本当にすごいなあ…。
まあまあディグって、ポーラの皆様の熱意に絆された筆者。こちらもこちらで私的な研究を進めてまいる所存…!
改めて、筆者の探求テーマは以下の3つ
- ポーラリンクルショットを『おしまい状態のシワ』が散見される首広域に塗ったくるとどのような効果が見られるのか
- 首シワ対策におけるセルフケアの最適解、究極型の模索
- 誰もやったことのないチャレンジの実行と過程のレポート化
書くの疲れたわ〜ん